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Dec 08, 2005

C.W.ニコル氏

 C.W.ニコル氏の公演を聴いた。ニコル氏は南ウェールズ出身であった。ニコル氏は子供の時ウェールズ語しか話したことが無く、中学に入ってから英語が上手くないのでひどいいじめに遭ったという。強くなるためにと柔道を始めたのが日本との出会いだった。
 ニコル氏にとって、自然は特別な存在だった。子供の頃、南ウェールズには森が国土の6%しか残っていなくて、しかもそれは貴族が狩猟するための領地だったという。ウェールズは炭鉱が多く、木の生えないボタ山だらけ。川は汚染され鮭やマスは上ってこなかった。40年ほど前日本に来て、手付かずの原生林の森がたくさんあって感動したという。
 確かに、6月に初めてウェールズに行った時、とくにブレナボンに行った時に、人の手が入った土地ばかりだと強く感じた。
2005120801
 街中から望める山はこんな感じ。

2005120802
 明らかにボタ山といった山々のシルエット。

 ニコル氏は、日本の原生林がどんどん切られ、ろくに手入れもしないのに杉の木に替えられていく状況に対して危機感を抱いて、活動を開始した。今でこそ、知床、白神山地、屋久島、と原生林が世界遺産に指定されてその価値が認められてきているが、20年も前からその価値を認めて森を再生する活動をしている。

 ニコル氏が子供の頃、ウェールズは炭鉱の相次ぐ閉山の為に失業率は30%台のひどい状況だったが、多くの日本企業が進出し、経済の復興に貢献したという話も興味深かった。今まで、ただの自然好きガイジンくらいにしか思っていなかったが、すでに日本国籍を取得した日本人であった。話はとても面白く、ファンになりました。

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