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Apr 21, 2005

保育園からダイオキシン

 ※土壌からダイオキシンが検出されたのは、豊島東保育園の「表土」であり、「地下1メートル」は誤りであるとのご指摘をいただきました。北区の調査結果のページを参照したところ、ご指摘のとおりであることを確認したので、該当部分に横線を入れ、訂正部分を太字で明示しました。(2005/7/5)


 朝日新聞の20日朝刊で「保育園からダイオキシン」という記事が大きく掲載された。記事の中身をみるかぎり、朝日の社会面の編集者には相変わらず知性も学習能力もないようだ。
 豊島5丁目にある豊島東保育園の土壌の「地下1メートル」「表土」から環境基準値の2.2倍のダイオキシンが検出されたそうで、園庭で遊んでいた子どもたちを急いで建物内に入れ、窓を閉め切り、子供たちには庭にもベランダにも出てはだめ、と言ってきかせたと、さも恐ろしいニュースのように扱っている。
 記事では、周辺には1924年から68年まで化学工場が操業、その後旧住宅公団が土地を取得し、盛り土整地のうえ72年に団地が完成した、と説明している。最後は「保護者、不安と怒りの声」として、行政に説明を求める母親の声を伝えている。
 朝日新聞が得意とするダイオキシン=猛毒、行政=悪、市民の怒り!というおきまりのパターンだ。

 さて、私がまず興味を持ったのは、化学工場では何を作っていたのかという点。たぶん、農薬だろうと推測した。ダイオキシン=焼却炉というのはテレ朝が広めたイメージであり、より事実に近いほうから考えれば、ダイオキシン=農薬=田んぼ→流出=魚介類→食物連鎖→近海マグロ、とすべきなので。ダイオキシンで騒ぐ奴はマグロ食うな、と独り言。
 googleで検索すると、豊島5丁目団地の場所にあった化学工場とは、大日本人造肥料株式会社(昭和12年に日産化学工業株式会社に改称)であることがすぐわかる。やっぱり。記事で農薬工場または肥料工場と書いてあればまだ良心を感じるが、「化学工場」と書くところに記者の作為を感じる。農薬工場と書いてしまうと、日本では70年代まで田畑にダイオキシンを含む農薬を使っていたことをみんなに知らせてしまうことになる=当然土壌に残っていることが明らかになっちゃうから、ダイオキシンは危険キャンペーンをしていた立場上、再び風評被害の被告にならないための予防線だろうか。
 そんでもって、ダイオキシンを含む土壌が地下1メートルにあって、一体なんの問題が起こったのだろうか。園児を建物内に入れて窓を締め切った、って何の意味が?未だに、ダイオキシン=地下1メートルにあっても猛毒=危険と刷り込んで人々をパニックにしたいのか?。馬鹿馬鹿しくて書く気持ちが萎えていく。
 救いなのは、他の新聞では比較的冷静に報道していること。読売新聞では、北区から発表された内容を冷静に記事にしており、不安とか怒りとか焚きつけるようなことは書いていない。産経新聞は、北区が説明会を開催し、謝罪するとともに早急に対策をとると約束したことを、不安・不満の質問があったということと同時に、伝えている。・・・えっ、説明会を開催?。朝日の記事って何なんだ?。行政は説明会を開催しているのに、取材してないのか、無視したのか。このあたりの事実関係は北区のサイトで確認できる。環境課のページを見ると、この問題に対して今まで取り組んできた状況が判る。朝日新聞の一方的、恣意的な報道姿勢には本当にあきれる。

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